自営業者である僕に対する、いろいろな方からの質問と答え、の②~④
前回の続きです。
簡潔にいきたいと思います。
②「家族を持ちながら不安定な状態を続けることに不安を覚えませんか?」
回答:不安に決まってますやん。人間だもの。
奥さんや子供たちに心配かけたくないから平気なふりしてしまいますが、
実際不安です。
20年ほど自営業を続けていると、当然のように浮き沈みがあります
(優れた経営者は安定しています)
日々や月々の浮き沈みは当然として、
年間通してや、3年、5年と
ある程度のスパンでヤバい状況がやってきます
(優れた経営者はそのようなことはありません)
創業時からずっと業績が上がり続けて、下がったことないから不安になったことなんてない、
みたいなことを言う経営者さんがいます。
ちょーうらやましい。
確かに、不安定なのは自分に責任があるのですが、
好んでその状態にしているわけではありません。
日々、少しでも良くなるように考えているのですが、
『あかんときはあかんよな』
みたいな状況になることもあります。
ただ、
ダマシダマシではあるものの、
これまでやってこれたのは、
自分の周りのスタッフさんやお客さん、家族や友人知人のおかげです。
どうにもならなくなりそうなとき、
いろんな方からの励ましやアドバイスのおかげで、
乗り切るための施策を思いつき、実行し、転覆をまぬがれてきました。
なので、
真の回答は、
不安に決まってるやん。
でも、これまでもみなさんのおかげでやってこれたから、
その気持ちを忘れなければ、これからもやっていけると思ってます。
③「自分でも飲食店で独立開業したいんですができるでしょうか?」
回答:独立開業はできます。が、その後やっていけるかどうかはあなた次第です。
とーぜんすぎて答えになってないです。
ちょっと話はそれちゃいますが、
僕が料理人(職人的な)をしていたころの先輩たちで、
数人の方が飲食店の自営業者として独立開業されました。
仲の良かった先輩も、そうでなかった先輩も、
ほとんどの方が、廃業しています。
理由はいろいろあるとは思いますが、
つらい修行を終えて、念願の自分の店を持った人に多い症状で、
「自分の店を持つことが目標で、それが叶ったとたん、何をしていいのかわからなくなる」
を発症した方が多いようです。
つまり、
独立開業が、
スタートではなくゴールになってしまってた。
修業時代がつらすぎて、
独立するときに、激しくゴールテープを切ってしまったために、
いわゆる『燃え尽き症候群』みたいな状態に。
技術や知識に自信があるからこそ、
本来やるべきことが見えなくなる。
そのようなことを、廃業された先輩から聞きました。
僕の場合は、
謙虚にならざるを得ないほど、たいした人間ではなかったことと、
独立開業前にそのこと(独立がスタート)に気が付いたので、
スタート時にコケずに、まだやれているんだと思います。
なので、
真の回答は、
独立開業なんて誰でもできるねん。
独立がスタートだと思って自分を律する気持ちを持って始めることができれば。
④「実際、今の時代にオススメの商売ってありますか?」
回答:そんなん、知ってたら自分でやってるわ!!!
僕は飲食業以外にも仕事をしています。
いろんな企業さんのプランづくりのお手伝いをしたり、
(プランニング業)
そのプランを実行した際の結果から、次の施策を考えたり
(コンサル業)
その企業さんのトイレが壊れたら直したり
(なんでも屋)
で、
いまだ、
『コレや!!!』
とはなってません。
質問で、
「今の時代」
という文言が入っています。
まさに、
おすすめの仕事なんて、
時代で変わるんですよね。
って、
わかってても、
「今はこの商売がいいよ」
なんて簡単には言えません。
おすすめしといて、だめだったらカッコ悪いし。
なので、
真の回答は、
そんなもんわかりませんよ。
自分で探して、
自分で責任持ってやってみて、
いい結果が出たら正解。
僕も頑張って探します!!
簡潔にするつもりが、
思ってたよりボリューミーになってしまいました。。。