自己紹介って自分のことを知ってもらうためのものですよね。音楽というジャンルからの自己紹介(その②)
高校生になってから
続きです。
音楽にのめり込みすぎた中3の僕は、受験勉強をいっさいしませんでした(言い訳…)
なので、高校の選択肢はほどんどなく、当時最低ランクと言われる県立高校にギリギリで入学しました(高校の同級生、ごめんなさい)
頭の良かったH君をはじめ、中3時代のバンドメンバーは、みんな別々の高校に行くことになりました。
学校が違うと、交流の機会も減ります。
なので、僕は自分の通っている高校の中で、新しいバンドメンバーを探し始めました。
高校生にもなると、さすがに同じ趣味を持つヤツもいるだろうと。
が、
当時は「おニャン子クラブ」全盛期。
誰もが、おニャン子に夢中で、ワケのわからん音楽には興味を示してくれません。
それでもメゲずに勧誘していましたが、
結局、学校内では新しいバンドはつくれそうにありませんでした。
それどころか、自分の聴いてる音楽ってなんなの?
みたいに感じるようになっていきました。
そこで、
中3の時のメンバーに声をかけると、
「またやりたいと思ってた」と好感触。
H君は違うバンドで活動していたので、
それ以外のメンバーで活動を再開しました。
おかげで、音楽を聴くことが楽しいと再認識。
それまで以上にたくさんの音楽を聴くようになりました。
文武両道
音楽にのめり込んでいた僕は、バンド活動をし、
同時に高校の空手部に所属し、空手道場にも通っていました。
文=音楽
武=空手
(勉強は?)
高校2年生のある日、
バンドメンバーから、
「そろそろ大学受験の準備始めないと」
的な意見が出てきました。
大学進学率がほぼ0%の高校に通っていた僕は、
大学受験なんて考えもしていませんでした。
なので、みんなの事情もいまいちわからず、
「じゃあ、一旦バンドは解散」
みたいに自分から言いだして、個人で活動することにしました。
当時、2件の飲食店でアルバイトしていました。
居酒屋さんとラーメン屋さん。
ラーメン屋さんの大学生の先輩で、大学でバンド活動をしている人がいました。
その人に「ギター募集している知り合いのバンドとかないですか?」
と相談すると
「ギター以外の募集は結構聞くけどなぁ、ギターは人口多いから募集は少ないんじゃないの」
と冷たく言われる。
それでもめげずに何度も相談していると、
ある日、
「友達のバンドがギター募集してるらしいから会ってみる?」
と。
!
もちろん行きます!!
で、すぐにセッティングしてもらい、
地元のスタジオに集合。
大学生4人の前で、
緊張しながら自分のできる限りのことを披露。
結果、
「イケそうやん。いっしょにやろう」
!!!
大学生のメンバーの中に角刈りの高校生が混じっている変なバンドが結成されました。
実は、そのバンドの大学生メンバーは、
大学に入ってから音楽を始めた人ばかりで、
どのパートも、僕に
「ここどうするの?」
「この記号、何の意味?」
みたいな状態でした。
そこそこギターに自信もあって、
ベースとドラムも同時に練習していた僕は、
メンバーの先生みたいになってました。
それでも楽しく高3の夏ぐらいまでやってたんですが、
メンバーのひとりから、
「おまえ、進路どうするの?」
と聞かれ、
何にも考えていなかった自分に気づきます。
急に不安になる僕。
今まで、
好きなことだけやってきた僕が、
社会人になる!?
(いろんな意味で進学できないことがわかっていた)
自分は何がしたいんだろう?
ギターを弾き続けたいのか?
空手を極めたいのか?
どちらも一生懸命だったけど、なんかちがう。。。
一番楽しいのは、
アルバイトのときに、
お客さんや先輩に褒められたり、
友達や先輩たちとワイワイしてる時。
料理を作る楽しみをアルバイトで覚えました。
「料理人になります」
「だからギリギリまで音楽活動続けます」
そう宣言したぼくは、
内心、
(料理つくるのに学力は関係ない)
(音楽は料理人しながらでもできる)
完全に逃げの体制でした。
その③ に続く